プライバシーと安全

情報化社会の進行に伴って、様々な分野で安全のためにプライバシーをどこまで犠牲するべきかという問いが突き付けられています。
私たちは、 テクノロジーの活用により 介護・見守りの分野で、で安全とプライバシを高い次元で両立することを目指しています。 

"Rabbit vision" 

 プライバシーに配慮した見守りを実現するために、私たちは独自の光学系を設計し光学部品から製作することで、全く新しい360°全方位 サーモグラフィを開発しました。この全方位サーモグラフィをウサギの広い視野にちなんで"Rabbit vision" と名付けました。"Rabbit vision" によりプライバシーに配慮した信頼性の高い見守りを実現しました。
全方位サーモグラフィ技術については特許を取得済みです( 特許第 6944222号 )。 


"Rabbit vision" 優位性

 すでに多くの見守りデバイスが市販されています。マットセンサのような単純なセンサーには、誤検知や見逃しという課題がありました。ビデオカメラを用いた方式にはプライバシーの課題があります。従来のサーモグラフィには視野角が狭く、部屋の一部しか見守れないという課題がありました。”Rabbit vision" をにより部屋のどこにいても、プライバシーに配慮した画像で信頼性の高い見守りを実現しました。


特徴(1) プライバシー配慮

 カメラを用いた見守り方式では解像度が低いと認識精度が低く、解像度を上げると顔、表情、服装、行動、部屋の状況など、本来は守られるべきプライバシーが取得されてしまいます。"Rabbit vision" ではサーモグラフィを用いることによりプライバシーに配慮した解像度の低い画像から、姿勢や動きを検知して信頼性の高い見守りを実現しました。
私たちのコンセプトは、"Less is more" です。最小限の情報を用いて安全を守ります。 


特徴(2)  高精度な人検出

 ”Rabbit vision" は、独自の全方位サーモグラフィ技術により、部屋のどこにいても体温から人を選択的に検出できます。軽い演算負荷で高い精度で人を検出することが可能になりました。カメラを用いた方式では、部屋に様々な物があると、人を認識することはとても困難です。 

RV2

超小型(22x35x42mm) で高解像度撮像可能なRV2(Rabitt Vision2) を開発しました。
見守り・監視だけでなく、幅広い用途への応用が可能です。


Technology

独自設計の全方位サーモグラフィ
・全方位遠赤外光学系の設計と製作
・Edge computing IoT device 
・AIによる高精度な姿勢認識